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推薦入試、地域枠や編入試験―医学部合格への様々なルートを解説します!

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医学部合格への道は一般入試だけではありません。推薦入試や地域枠の活用、編入試験など様々な形で合格を勝ち取ることができます。各種制度の活用方法を知り、合格可能性を高めるアクションを取りましょう!

推薦入試ってそもそも何?

推薦入試とは、受験生が今までの高校生活で頑張ってきたことを評価し、それを元に合否を決める受験制度です。高校3年間の評定に加え、部活動などの課外活動が評価の対象になります。他学部の推薦入試は、面接や小論文で終わるものが多いのですが、医学部はそれに加えて学力を見るための筆記試験が課されるのが一般的です。また、指定校推薦と一般公募推薦の2つの種類の推薦入試があります。

指定校推薦は、大学側が指定した高校で、決まった人数の合格が確約されているというもの。指定校推薦で合格した受験生は「学校の代表」として、大学に進学します。しかし、医学部の指定校推薦は、ほとんどの大学は合格の確約がないのが特徴です。学校代表として推薦枠に選ばれた受験生全員に、新たに試験を課して、さらに人数を絞り込みます。例えば聖マリアンナ医科大学は、約100校に指定校を出しており、そこから集まった指定校推薦枠の受験生のうち、合格できるのは20人程度と言われています。

どの高校を指定校として選ぶか、どれだけの人数枠を与えるかは大学側が決めます。高校内で指定された人数以上の人数が推薦枠での受験を希望すると、校内選抜で枠を争うことになるでしょう。また、年度によって指定校も人数枠も変動するので、最新情報を把握しておく必要があります。例えば、ある高校から指定校推薦で入学した学生が、大学で不祥事を起こすと、その高校の指定校推薦枠が翌年からなくなることもありえます。また、今まで推薦枠がなかった高校でも、一般入試で多くの受験生が一つの大学に入学していると「その高校の学生は優秀」と見なされ、新たに指定校に選ばれるといったことも起こりえます。

また、複数の大学から指定校として選ばれ、推薦枠を持っている高校も存在します。どの大学の推薦枠を持っているかを公表していない高校が多いので、自分の高校に医学部の指定校推薦枠があるのか、早いうちに学校の先生に確認しておくといいでしょう。

指定校推薦は、大学から指定された高校からしか受験できず、人数制限があります。それとは違って、どの高校からも挑戦できるのが一般公募推薦です。一般公募推薦は、大学側が求める一定の評定をクリアした学生が高校から推薦をもらい、学力試験を受けるという推薦制度です。「受験資格は現役生だけ」と制限をかける大学もありますが、浪人しても受験可能な大学があるのも一つの特徴でしょう。

試験の形式は、 面接や小論文で人物を見て、筆記試験で学力を見るといった形が多いです。試験問題は一般入試より比較的やさしいと言われています。

推薦での合格を狙う際のポイント

推薦入試での合格を狙う際に、前提として必要になってくるのが、評定平均値です。評価対象となる期間は現役生であれば高校3年の1学期まで、しかも受験科目以外の副教科も見られるので、高校3年間全ての授業を真剣に取り組み、学校のテストでも点を取っておく必要があります。また、部活動の実績なども人物評価の際に見られます。何も部活をやっていないという学生より部活を頑張った受験生の評価が自ずと高くなってきます。

推薦での合格を狙うなら、高校1年生から目指し始めるのがベストです。学校の評定さえあれば、一般入試以外の一つの機会として、受験チャンスが増えます。また学校のテストは入試問題より難易度が低く、当たり前の勉強さえしっかりやっていれば点数は取れるので、早いうちからコツコツ頑張ることで医学部合格のハードルを下げることができるでしょう。

また、大学によって評定の基準は異なります。まず、行きたい大学の推薦入試の条件が合うかどうかを確認しましょう。また、推薦入試では面接や小論文で、「なぜその大学に行きたいか」という志望動機が問われます。動機が明確で、自分の言葉で話せるような大学を狙うのがベストです。オープンキャンパスや学校説明会に足を運び、大学の特徴や強い研究などの情報を得て、自分の夢と合致するところを選んでください。

推薦入試は一般入試とは異なり、過去問の取得が困難です。大学によって、そして年度によって試験の形式も異なるので、対策が難しいというのも事実。そういう時は、過去医学部の推薦合格者が出ている医学部専門予備校の力を借りましょう。医学部専門予備校の強みは、情報が蓄積されているところと、それを元に個人の推薦対策の戦略をマンツーマンで作り、合格までのサポートをしてくれるという点。推薦入試は情報戦です。万全の準備をして臨みましょう。

私立大学だけではなく、国公立大学の医学部にも推薦合格はあります。大学によって合格人数も試験内容も異なるという点では私立大学と同じですが、一点違いとしてあるのが、求められる評定平均値。私立は4.0や4.1としているところが多い中、国公立は4.3と高いです。

また、公立高校は私立高校と比べて、授業の進度が遅いところがほとんどでしょう。医学部の入試は内容が特に難しいため、早め早めに高校の範囲を終わらせたい気持ちもあるけど学校側が追いついてない。そういう悩みを持っている公立の受験生も多いで思います。そういう人こそ、学校の勉強をそつなくこなして評定を取っておくべきです。先ほどもお話した通り、推薦をもらえるということは医学部に合格するチャンスが一つ増えるということ。一般入試でも合格できるよう受験勉強をしつつ、推薦をもらうための努力も並行して進めると良いです。

特殊な経験が評価される「AO入試」

また、一般入試と推薦入試以外にもAO入試という手があります。原則、学校からの推薦がなくても、受けることができるのがAO入試の特徴です。受験条件に、推薦入試と同じく評定平均値が入っている大学もありますし、年齢制限がある大学もあります。

AO入試は、大学側が一般の入試では取れない「特殊な経験、能力を持っている受験生」を評価するという特色があります。例えば、金沢医科大学のAO入試は25歳まで受けることができます。一度大学を出て社会人を経験してその末に医者を目指すといった特殊な経験をしている受験生にも入学の間口を広げているのです。中には海外の大学に行っていたという受験生もいます。

AO入試は、1次試験の書類審査で受験生の経験や人物像を見ます。その後の2次試験で、最低限の学力を持っているかを見る筆記試験があります。自分の行きたい大学にAO入試がもしあれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

地域医療に貢献したい人が狙う「地域枠」

地域によって医療の充実度は異なります。地域医療を活性化させ、格差を解決するのが地域枠です。地域枠とは、大学卒業後、特定の地域での勤務を約束させる受験枠です。大学の所在地とは異なるエリアでの勤務を条件に地域枠で受験生を確保する大学もあります。例えば、順天堂大学の地域枠は、静岡県や新潟県の地域枠を用意しています。

地域枠の条件は様々あります。卒業後に指定した県で一定期間勤務できるという条件以外にも、出身地を指定する場合もあります。また、その両方を満たす人しか地域枠にチャレンジできないという大学もあります。行きたい大学に地域枠があって、条件が自分に有利に働く場合、挑戦してみるのも一つの手でしょう。

医者になる道に途中参戦できる「編入試験」

大学によっては、編入試験を設けて、他の大学や社会人からの途中入学を認めるところがあります。中でも、2年次からの編入を認める大学が多いです。他の入試形式と同じく、編入条件は大学によって異なります。基本は書類審査と面接、筆記試験の3つにパスする必要があります。また、TOEICなどの外部試験の得点で足切りをする大学も一部あるので、編入での医学部入りを目指す場合、早いうちから対策をしておくと良いでしょう。

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