合格ストーリー 合格ストーリー

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競い合える、支え合える「友人」をつくろう

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滋賀医科大学医学部5年生 I.Sさん
1 浪で一般合格

どうして、自分は医学部を目指すのか。受験生活の不安とどのように向き合うのか。見事、合格を勝ち取った現役医大生に、医学部への思いや不安との向き合い方を聞き、合格までの軌跡を辿る連載シリーズ「合格ストーリー」。今回お話を伺ったのは、1浪の末に滋賀医科大学の医学部に合格されたI.Sさん。受験期辛い時は友人に助けてもらったというIさんの、医師を目指したきっかけや浪人勉強法の勉強法についてお聞きしました!

最初に、医者を目指したきっかけを教えてください。

幼少期に漫画「ブラックジャック」を読んで、漠然とカッコいいなと思ったのを今でも覚えています。でもその時はぼんやりとした夢だった気がします。文理選択の時に、最初は悩んでいたんですけど、当時の理科の先生の授業が本当に楽しくて、理系に進みました。「どうせ理系に進むならトップの医学部を目指そう」と思い本格的に目指し始めました。チャレンジングなことが昔から好きで、医者はなった後もチャレンジの連続というイメージがあったので、私に向いていると思っていました。

現役の受験のお話を聞かせてください。本格的に受験勉強を始めたのはいつですか?

ずっと勉強は頑張ってしていたのですが、過去問を初めて解いたのは高校3年生の時でした。そのタイミングで受験勉強が本格化しましたね。同時に医学部や難関大学の実績が強いY-SAPIXという塾にも通い始めました。

当時の成績はどうだったんですか?

あまり良くなかった気がします。私帰国子女で、小学校4年生から中学校2年生まで5年間上海のインターナショナルスクールに通っていたんです。そのおかげで英語は得意だったんですが、それ以外が全然ダメで。日本語が苦手だったんです(笑)。国語はもちろん、物理も問題文に一つひとつにSVOCをつけないと読めませんでした。

現役の時はどの大学を受験されたんですか?

高校1年生の時から、東京医科歯科大学に憧れていたんです。なので、迷わず受けました。もちろん結果は不合格でした。私立は昭和大学と順天堂大学と産業医科大学を受けたんですが、これも医学部は全滅でした。どこかの薬学部は合格をもらったんですけど、妥協はしたくなかったので、結局進学せず浪人をする道を選びました。

浪人ではどの予備校に行っていたんですか?

河合塾の国公立医進コースに通っていました。現役の時の自分を振り返った時に、まず要領が悪いと思ったんです。予備校に行っても受け身でいるだけではダメです。最後の最後、合格を掴むのは自身の力です。その為にはまず、なぜ自分は落ちたのかを自主的に研究する必要があり、現役の受験が終わった春休み、自分の要領の悪さを改善するような本をたくさん読みました。、どういう受験勉強をしていけば1年で要領よく成績を伸ばせるか、自分なりにずっと調べていました。その結果、河合塾で、受験のプロに全てを任せることにしました。


浪人して、勉強の仕方は変わりましたか?

明らかに変わりました。今まで予習を重視していたんですが、復習を大切にするようになりました。どんどん先に進んで、難しい問題にたくさんチャレンジしたほうがいいと思っていたんですけど、やっぱり一回解いたところをきちんと定着させないと意味がないんですよね。

問題を解いたら、答え合わせをして、間違えた箇所や重要だと思った箇所は随時参考書に直接解説を書き込んでいました。また覚えないといけない問題はコピーして手帳に張るなどして、電車移動のスキマ時間でもとにかく復習ができるように工夫を凝らしました。

このやり方は全教科で実践しました。特に理科はこのやり方が合っていた気がします。数学もこれに加えてより多くの演習経験を積むことを意識しました。おかげで苦手だった理系科目は足を引っ張らない程度には学力が伸び、数学に関しては得意といってもいいくらいには解けるようになりました。


得意の英語はどのような勉強をしたんですか?

英語は得意と思っていたんですけど、受験英語には手こずりましたね。海外に住んでいた時は、文法や単語ではなく、口語で英語を覚えてきました。当時文法の存在すら知らなかったと思います。英文和訳も、意訳はできるんですけど、受験では忠実に訳すことが求められます。こういった実際の英語と受験英語の違いには苦しみましたね。結局、英単語と文法といった基礎の暗記を反復し、和訳も採点者に受けるポイントを調べ、実践して書けるように練習しました。

センター試験はどうだったんですか?

会場の空気に飲まれ、緊張で失敗してしまいました。81パーセントと医学部に行くには不十分な点数を取ってしまったんです。傾斜を考えたら、滋賀医科大学か東京医科歯科大学の歯学部の2つが現実的な志望校でした。でも医者になる夢は諦めきれず、センター試験が終わるまでは考えたことがなかった滋賀医科大学を受けることにしました。親が両方関西出身で、これも何かの縁だと思い、受験を決意しましたね。

2次試験はうまくいきましたか?

前日にやった化学の問題が、形を変えずほとんどそのまま出たりして、すごく手応えを感じました。また滋賀医科大学は、筆記の他に面接があり、そこでも大きなミスはしなかったので、正直合格の自信は強かったと思います。とはいえ、実際に合格をネットで知った時はかなりテンションが上がりましたね。

よかったです。浪人で一番しんどかったことは何ですか?

これはどの受験生も共通だと思うんですけど、勉強量の割に成績の伸びが良くなかった時ですかね。私の場合、夏休みかなり勉強したんですけど、夏休み最後の模試の結果がとても悪かったんです。あの時はかなり落ち込みましたね。

予備校の講師から褒められた記述の答案用紙をお守りのようにずっと持っている

どうやって立ち直ったんですか?

友達の存在が大きかったです。最初は勉強に集中するためと敢えて1匹狼でいたが、自然とできた友達に最後まで救われました。
休憩時間などに話したりしているうちに気付いたらたくさん友達ができていて、悩みを打ち明けたり、共感し合ったりできて、とても支えになりました。成績についての悩みをこぼしても、ちゃんと受け止めてくれて、同じような悩みを打ち明けてくれて、支え合っていくうちに回復していきました。

いい話ですね。最後に受験生に向けてメッセージをお願いします。

受験は辛いことが多いし、落ち込むことも多いと思います。そんな時は1人で解決しようとせず、親や先生、友人にまずは相談してみてください。特に、友人は競い合える、そして支え合える貴重な存在です。話してみれば、何か変わるはずです。みなさんの受験を応援しています。


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