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中1の復習からスタートした浪人生活…3年に渡る“努力”の合格ストーリー

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東京女子医科大学医学部5年生 W.Sさん
3浪の末一般合格

―医学部を目指したきっかけはなんでしたか?

高校3年生の時、学校の先生に勧められて薬学部を受けて合格しました。しかし大学に入学した後のことを考えたときに、直前に簡単に試験対策をしただけで、努力をして勝ち取った合格でもなかったのが気がかりでした。薬学に強い興味があった訳でもなく、薬学部の6年間を最後までやり遂げる自信もありませんでした。途中で諦めるくらいなら…と、もう一度キャリアを考え直し、たくさん努力をしないと入れない難関大学に行こうと決めました。

―それで医学部を目指したのですか?

そうです。最初は東京大学を目指そうか迷ったんですけど、地頭がいいわけでもないし、卒業後仕事にありつけるのかという漠然とした不安を持っていました。その点、医学部は医者という仕事が確立されているし、思い切って目指してみようと思ったんです。

高校時代のSさん

―親は驚いていましたか?

はい、とても驚いていました(笑)。でも、反対はされなかったです。医学部を目指すと話したときに、母が昔乳癌だったことも知りました。私が小学生だった頃で、今は完治しています。当時何かしら病気をしていたことは知っていたのですが、まさかそれが癌だったことに驚きましたし、それを医者が治してくれたと考えたときに、自然と感謝と尊敬の気持ちが生まれました。母の話を聞いて、医学部に入るという目標がより強固なものになったんです。

―なるほど、そこから本格的に勉強をし始めたわけですね。

はい。結局3浪することになったんですが、とにかく必死に勉強をしました。その壮絶な3年間があったおかげで今の私がいます。あの時、驚きながらも応援をしてくれた親には今でも感謝しています。

―壮絶な浪人生活について、詳しくお聞かせください。1年目はどのような勉強をされていましたか?

医学部専門予備校メディカルラボに週7で通っていました。月曜日から土曜日は授業で、日曜日は自習。朝9時から夜の22時まで、毎日勉強していました。基礎学力が全然足りていなくて、中1の内容から全部やり直したんですよ。メディカルラボの講師たちが、まずはそこから始めたほうが言いと指摘してくれました。

―そんなに前から遡ったんですか?

私、中学からまともに勉強してなかったんです。ずっとクラシックバレエをしていて、学校も勉強より部活や習い事を優先させてくれるところだったので、テスト前すら勉強していませんでした。今考えたら、よくそれで現役時に薬学部に受かったなと思います(笑)。

浪人で勉強を始めた時、数学の計算ミスの数が尋常じゃなかったんです。予備校の先生と相談して、四則計算から徹底しようという話になりました。100マス計算とかもやりましたよ。

―すごいですね…。数学以外の教科もですか?

そうですね。1浪目は教科問わず、高3までの総復習をしました。元々1年で受かるとも思ってなかったので、焦らず基礎を固めることにしたんです。英語は苦手意識が特になかったんですが、物理と数学は苦手でしたね。1年目は全体の基礎に加えて、その2教科を重点的に勉強しました。

―1年目でどのくらいまで学力は伸びましたか?

数学が偏差値55くらいで、総合でも60に届かないくらいでした。受かる見込みはありませんでしたが、受験はしました。1年間の勉強でどれくらい学力がついたか試したかったし、受験本番の緊張も味わいたかったのです。

―2年目についてお聞かせてください。

2年目は合格を見据えた勉強をしました。1年かけて苦手な問題をなくすために、とにかく苦手分野の問題をずっと解いていた気がします。

数学は解き方を知ってなんぼです。問題を解いて、解答を見て、解き方を頭に入れた上で類似問題を解く。この類似問題の数を確保するために、いろいろな参考書や問題集の同じような解き方をする問題も合わせて解く。こういった勉強法をずっとやっていましたね。問題集は4冊くらい並行して使っていた気がします。また地頭を鍛えるために、因数分解を頭の中で計算して答えだけ書くといった訓練もしていました。

物理は問題文を暗唱できるくらいまでやり込みました。3冊の参考書を繰り返し解いていましたね。これは教科問わずなんですが、量より質を意識していました。もちろん量も多くこなしてはいたのですが、書くだけではなく、頭を回すことを強く意識していました。

―ストイックに勉強されたんですね。成績はどのくらい伸びましたか?

二浪目で偏差値は65まで上がりました。でも医学部に入れるところまでは伸びなくて。補欠番号まではもらったのですが、結局落ちてしまいました。得点開示をして判明したんですが、合格まであと4点足りなかったらしいんです。予備校の先生に「詰めが甘い」と怒られました。たしかに医者になるのに詰めが甘かったら絶対ダメだなと思い、深く反省したのを覚えています。

―3年目の浪人生活はどのようなものでしたか?

3年目は、過去2年通っていたメディカルラボから一般予備校に変えました。メディカルラボは模試の申し込みなどもしてくれるし、大学の情報も収集してくれて、めちゃくちゃ恵まれた環境でした。精神的なケアもしてくれて、自分にとっては最適な環境でした。でも、そうした環境に甘えてしまっている自分いました。だから、3浪目は慣れきった環境を脱して、自分でやらなければいけない状況に身を置いて、自律心を高めるために一般予備校に決めたのです。

―勉強はどうでしたか?

2年目に十分やったということもあって、比較的成績を伸ばすのは楽でした。環境を変えて、心機一転したこともあり、成績は一番伸びましたね。偏差値は70を超えました。

―志望校はどのように決めたのですか?

医者になれるのであれば、大学はどこでもいいと思っていました。決して無理はせず、自分のレベルに合ったところに行こうと思い、西日本で5つ、関東で2つ受けました。エリアとかも特にこだわりはなかったですね。受かった中で、一番自分に合っていると思って東京女子医科大学を選びました。

―受かった瞬間はどうでしたか?

「嬉しい!」というよりは、「やっと終わった…」という感じでしたね(笑)。

手応えはすごく感じていました。友達から「試験が終わった後、顔が自信に溢れていた」と言われました。それぐらい、顔色が違ったそうです。

―最後に受験生に向けてメッセージをお願いします。

自分の中で「めっちゃ頑張った!」と言える日があったとしても、もっと頑張ってる人はたくさんいます。ですので、妥協することなく、勉強を頑張り続けてほしいです。もちろん、ストレスの溜め込み過ぎは良くないので、たまには自分を褒めたり甘やかしたりしてもいいですが、やり過ぎてもダメです。自分を上手に律してください。

大学に入ったら絶対に楽しい日々が待っています。6年間もあると様々な出会いもあるし、遊べるし、最高の時間が待っているから、今は辛抱です。つらい期間に見合う明るい未来が待っていますので、今は勉強を頑張ってください!

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