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14大学に落ちた現役受験→10大学に合格した浪人受験!

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東邦大学医学部2年生 K.Mさん
1 浪で一般合格

どうして、自分は医学部を目指すのか。受験生活の不安とどのように向き合うのか。見事、合格を勝ち取った現役医大生に、医学部への思いや不安との向き合い方を聞き、合格までの軌跡を辿る連載シリーズ「合格ストーリー」。今回お話を伺ったのは、1浪の末に東邦大学の医学部に合格したK.Mさん。現役受験で14の大学に落ちたことをきっかけに、本格的に医学部を目指したKさんの合格ストーリーをたっぷりお聞きしてきました!

医者を目指したきっかけを教えてください。

高校1年生の時にある病気にかかったんです。医者である親に診察してもらって、思ったより症状が悪かったので、そのまま入院しました。その入院期間がとてもつらかったことを覚えています。光も見たくないし、ごはんも喉に通りませんでした。でもそんな時に、担当の脳外科の先生と看護士の方々が支えてくれたんです。医者という職業は元々身近だったので、なんとなく昔から「医者になりたいな」という気持ちはあったんですけど、自分の中で決意が固まったのは入院期間でしたね。ちなみに病気のほうはすっかり完治しました。


強い原体験になったんですね。医学部の勉強はそのタイミングで始められたのですか?

そうですね。同じタイミングで当時高校3年生だった兄が医学部受験に向けた勉強を始めて、私も一緒に始めることにしました。でも当時は、勉強をやったつもりで終わっていた気がします。受験も差し迫っているわけでもなかったですし、そこまで本格的に頑張れてはいませんでしたね。

塾や予備校には通われていたのですか?

通っていました。高校1年生の時は東進で、高校2年生からは医学部専門予備校のメディカルラボです。メディカルラボはそのまま浪人まで通っていたので、合計3年も通っていたことになりますね。

高校2年生の時に、それまでの勉強のスタンスを見直して、徹底的に受験勉強を頑張ることにしたんです。メディカルラボの先生方に鍛えてもらいました。でも結局、現役の受験には間に合わず、びっくりされると思うんですけど、14の大学を受験して全部一次試験で落ちてしまいました。親もよくこんなに受けさせてくれたなと思います(笑)。めちゃくちゃ悔しい思いをしました。

14校も!それはメンタルやられますね…。現役の受験がダメだった要因はどこにあったんですか?

科目に関わらず、基礎問題は解けたんですけど、応用になると全く解けなかったんです。基礎も、どうしてそうなるのかという原理の部分を理解しないまま丸暗記をしていて、少しひねった問題が出されると全く太刀打ちができませんでした。元々暗記力には自信があって、それに頼りすぎていたんだと思います。

なるほど。それで浪人生活のスタートとともに勉強を再開されたんですね。

もう少し前のタイミングに始めました。というのも、14個落ち続けているその期間に、悔しくて勉強を本気で頑張ったんです。周りの受験生は、受験が終わった後はゆっくり休んでいたんですけど、私は春休み返上で勉強をしていました。ですので、浪人が始まった4月時点では、かなり成績は伸びていましたね。偏差値も60を越えていたと思います。

その期間勉強している人って珍しいですね。勉強の際、意識したことはありましたか?

ただの丸暗記をやめました。メディカルラボの先生に指摘されて、「考えてから暗記する」ということを徹底するようにしたんです。これは浪人期間もずっと続けていて、そのおかげで成績も上がりました。

詳しく教えてください。

まず問題を、解答解説を見ずに、一回全部解き切ってみる。答え合わせをして、間違っていたところは、もう一回解き方を一から考えてみる。そして解説を見て、解き方を理解する。難しかったら先生に解説してもらう。そうやって完全に理解した後に初めて暗記に入るんです。この方法をとることで、応用問題であろうと覚えた内容を元に解けるようになるし、考えるクセがつくのでオススメですね。

なるほど。浪人の時に成績が一番伸びたのはどの科目ですか?またその科目の勉強法も教えてください。

英語と物理ですかね。英語に関しては、高校3年生の最初は、偏差値が45に届かないくらいで、ずっと苦手だったんです。それが浪人時には70を超えるようになりました。苦手科目が、一番得意な科目に変わったんです。

勉強法としては、長文問題を多く解きましたね。ただ解くだけではなく、文章を全部一回ノートに書いていました。頭の中で読むだけだと、わからない部分はスルーして読み進めてしまって、「なんとなく」読んだつもりになって、何も身につかないんです。全部書いて、わからない文構造があったらテキストに蛍光ペンで印をつけておく。その部分を後でコピーして、ノートに貼って、そのノートをスキマ時間に読んでいました。このやり方をずっと続けていたら、グングン成績が伸びましたね。


物理はどうやって上げたんですか?

物理は問題のパターンが決まっているんです。メディカルラボの先生が、色んな問題集から100問を抜粋してオリジナルのテキストを作ってくれました。「この100問を覚えたら、ほとんどの問題は解ける。それ以外は捨て問でいい」というのが先生の教えでした。その教えを信じて、ひたすらその100問を理解して覚えたら、みるみる問題が解けるようになったんです。一見複雑で捨て問に見える問題も、分解すると手持ちの100問の知識で解けるようなこともよくありました。よくできたテキストだったと今でも思いますね。本当にすごかった。

他の科目の勉強で覚えていることはなかったんですか?

得意でも苦手でもなかったのが数学だったんですけど、受験には必須で、配点も高かったので、けっこう時間をかけて勉強していました。

数学の問題を読んだ時に「これだ!」という先入観を持ってしまうことが多かったんです。そしてその先入観のまま解き進めてしまって、後から間違いに気づいて時間が足りなくて、焦ってミスを連発していました。問題を読み間違えたり、条件を見落としていたりして、よくミスをしていました。

これもメディカルラボの先生から教わったんですけど、とにかく問題文をゆっくり読むようにしました。問題文を完全に理解するまで、鉛筆の速度を落とす。完全に理解し切った後に初めて解き始めるようにしました。最初のうちは、今までの悪いクセで、すぐ問題に取り掛かってしまっていたんですけど、先生に毎回怒られて、訓練を重ねていくうちにできるようになりました。

数学の先生が熱心で、同じミスについてよく厳しく指導されたんです。私はそのたびに悔しくて泣いて、泣き終わったらスッキリして勉強に戻る、みたいなことをよくやっていました。

熱心な先生ですね。合格した時は喜んでくれたんじゃないですか?

めちゃくちゃ喜んでくれました。それを見て私も嬉しかったのを覚えています。数学の先生、厳しいんですけど、とても生徒想いの人なんです。受験当日も会場まで足を運んでくれて、手書きの手紙をくれました。それにはかなり勇気付けられましたね。

ご家族のサポートはありましたか?

ありましたね。特に母には頭が上がりません。メディカルラボには、毎日8時から22時まで行っていました。毎日14時間の勉強を休むことなく1年間やり遂げたのですが、母は毎日欠かすことなくお弁当を作ってくれていました。しかも毎日お昼ご飯と夜ご飯の2食分、全部メニューも変えて作ってくれていたんです。本当にありがたい存在でした。

いいお母さんですね…。最後に、今の大学を選んだ理由を教えてください。

現役で14大学受けたとお話したと思うんですけど、浪人時も12の大学を受験しました。2浪はしたくなかったですし、医学部に行けるなら全国のどこでも行ってやろう!と思っていましたね(笑)。

今の大学はその中で第二志望でした。結果10大学に合格をしたんですけど、第一志望は落ちてしまったんですね。でも東邦大学は、偏差値が高いわりに学費が安く、また私が好きな英語に力を入れているという話を受験時に聞いたんです。その2つに魅力を感じて、決めました。納得いく選択ができたと満足していますよ。

納得いく選択ができたんですね!本日は貴重なお話をありがとうございました。


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