合格ストーリー 合格ストーリー

合格ストーリー

苦手から逃げず勝ち取った国公立医学部の合格

Share

千葉大学医学部4年生 S.Kさん
1浪で一般合格

どうして、自分は医学部を目指すのか。受験生活の不安とどのように向き合うのか。見事、合格を勝ち取った現役医大生に、医学部への思いや不安との向き合い方を聞き、合格までの軌跡を辿る連載シリーズ「合格ストーリー」。今回お話しを伺ったのは、1浪の末に千葉大学の医学部に合格されたS.Kさん。現役時、浪人時、それぞれ苦手教科が立ちはだかったと話すKさん。どうやって克服してきたのか、話を聞いてきました!

なぜ医者を目指されたのですか?

幼い頃、病気にかかりがちで、よく小児科に行っていたんです。その時に、患者に対して丁寧に接して病気を治していくお医者さんを見て、僕もこうなりたいと思いました。その憧れを高校の進路選択まで抱いていて、医学部を目指すことにしたんです。当時は偏差値が60くらいで、全然成績が足りず、「医学部を目指す」と言ったら周囲に笑われてました(笑)。

受験勉強はいつ始められましたか?

高校2年生が始まったタイミングでした。当時通っていた塾の先生に「物理化学は3年生に入っても間に合う。英語と数学は2年生の間に完成させなければいけない」と言われたんです。数学は得意だったのですが、英語が大の苦手でした。ですので、2年生は英語の苦手克服に取り組みましたね。

具体的にどのような勉強をされていたんですか?

英単語はもちろん覚えたんですが、重点的に取り組んだのは文法ですね。文法書やテキストに毎日目に通し、とにかく文法のパターンを暗記していました。長文の音読もやっていましたね。


音読にはどういう効果があるんですか?

文章を読むスピードが上がるんです。音読をすると文章をそのまま読むから、前から後ろまでリアルタイムで翻訳をする癖がつきます。文章を見るだけだったら、文の構造に着目してしまい、視線が行ったり来たりしてしまいますよね。音読を毎日することで、よほど難しい英文じゃない限り、文章を一方通行でスピーディーに読めるようになりました。

英語はいつくらいには克服できたんですか?

感覚的には高校3年生の秋ですね。その頃には苦手意識がすっかりなくなって、得意科目とは言えませんでしたが、英語が足を引っ張るということはなくなりました。僕は結果1浪しているんですけど、受験期間を全体で見たら現役の間に克服できて本当に良かったと思います。

学校がない夏休みの期間はどうされていましたか?

集中できる環境として学校に依存していたこともあったので、夏休みはかなり苦戦しました。いいペースで来ていたのに、8月は全然勉強ができなかったんです。かなりダラけてしまいましたね(笑)。一番上手くいかなかった期間でした。

現役の受験はどこを受けられたんですか?

前期で京都府立医科大学、後期で奈良県立医科大学です。自分なりに自信を持って臨むも、センター試験、二次試験ともに手応えがなく、落ちてしまいましたね。

1番の原因は何だと思われますか?

志望校選びですかね。当時の自分のレベルに見合わないところを受けていました。身の丈に合った大学を選んでいたら多分合格していたと思います。一回きりの人生だし、挑戦したいという想いが強かったんです。自分の意思をブラさず、そのまま浪人に突入しました。

浪人時代、予備校は通われていましたか?

河合塾に入りました。朝から夕方まで授業で、放課後は自習していましたね。家で勉強できるタイプではなかったので、全ての勉強は予備校の放課後で終わらせて、家ではドラマを見て息抜きをしていました。1年間予備校で頑張ったこともあって、偏差値は64から72まで上がりました。


そんなに伸びたんですね!1番の勝因は何だと思いますか?

現役の時は、つらい日は勉強から逃げてしまった日もあったんです。勉強を途中で切り上げてゴロゴロして、現実逃避をしてしまっていました。浪人時代はそういう日が1日もありませんでしたね。日々少しずつ勉強を積み重ねていった結果、成績が伸びたんだと思います。

素晴らしいです。しんどかった時期はありましたか?

10月頃、センターの国語と社会が伸び悩みました。その時は精神的に辛かったですね。

どのように克服していったんですか?

友達とタッグになって勉強することにしたんです。2人で駿台と河合塾のセンター問題集を買って、毎日決まった時間に2題を必ず一緒に解くというルールでした。2人で約束をしたことで、そこに強制力が生まれ、「今日はやらない」という選択が取れなくなったんです。基本は1人で勉強するタイプだったんですけど、これだけはやって良かったと思います。このおかげで、本番までには克服できましたね。
ちなみに友達は文系だったので、勝負となると毎回負けてました(笑)。その度に友達から教えてもらっていたので、心強かったです。

志望校はどう選ばれましたか?

元々現役の時に、関東圏の大学も視野に入れていました。浪人で成績が伸び、改めて志望校を考えた時に、千葉大学が自分の能力に見合っていると判断しました。センター本番がうまくいって9割を越えていたんですが、その時に「確実に合格するために志望校を一つ下げたら?」と母から提案されたんです。しかし、僕は自分を曲げることなく、そのまま千葉大を受験し、合格しました。今の大学生活にはとても満足しているので、あの時妥協しなくて本当に良かったです。

お母様も心配だったんですね…。ご家族はどう受験に関わっていましたか?

母が大学のガイダンスで受験に関する情報を仕入れてくれました。面接ではこれを聞かれるといった情報ですね。当時、筆記の勉強に必死だったんですが、頭の中には「面接どうしよう…」といった不安もありました。しかし母が色々教えてくれたおかげで、その不安を拭うことができて、勉強に集中できました。また現役の大学生からも、どういった受験勉強をしていたか聞いてきてくれて、かなり助かりました。

いいお母さんですね。最後に今医学部を目指して頑張っている受験生に向けてメッセージをお願いします!

夏までに苦手科目を全部克服してください。得意科目にする必要はないですけど、足を引っ張らない程度まで伸ばしておくと後が楽です。全ての穴をなくしたうえで受験に臨んでほしいです。受験期は勉強中心の生活になり嫌になってくることも、勉強しているのに成績が伸びずに全部投げ出したくなることもこれから多いと思います。でも、やり続ければ本番直前まで成績は伸びるので、どうか最後まで諦めることなくやり抜いてください!


Share