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小学生から目指した医学部への道! 自分を追い込む環境で手にした現役合格

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東京女子医科大学2年生 A.Nさん
関東圏の私立中高一貫校を卒業後、現役合格

自分の学習方法は正しいのか、自分を合格に日々近づけていくにはどんな勉強が必要なのか。現役医大生も、今の受験生と同じ悩みを抱えながら受験生活を過ごしました。
今回の連載シリーズ「合格ストーリー」では、東京女子医科大学を現役合格したA.Nさんのケースをご紹介します。医師になることを決めたのは、なんと小学4年生の時だったというA.Nさん。中学生の頃から中高一貫校での寮生活を始め、厳しい学校生活に身を置いた彼女が、塾などに通うことなく現役合格を掴んだ背景にはどのような努力があったのでしょうか?彼女の見出した独自の勉強方法や、大学の選び方などを交えながらお話を伺いました。

医学部を目指したきっかけはなんでしたか?

小学4年生の時に母が病気にかかったことがきっかけです。母の病気を診る先生の姿を見て「医者がいいなぁ」と思い始めるようになりました。その後、母からのアドバイスをもらいながら、医学部に強い学校に進学するために中学受験を決め、地元の静岡を離れて関東の中高一貫校に通い始めました。

ということは、医学部を目指す生徒の多い学校だったんですか?

全員が目指していたわけではないですね。最初は医師になりたかったけど、勉強があまり好きでなくて断念する人や、早稲田大学、慶應大学や、理工系を目指している人もいました。
とにかく厳しい学校で、朝の8時から夕方4時までが授業、放課後は部活で、終わった後の夜6時〜9時までは夜間学習として授業がありました。土日以外は外出ができず、携帯電話や漫画、などの勉強に関係ないものは禁止、食堂にある唯一のテレビで観られるのはNHKのみという、勉強に集中するしかない環境でした(笑)。恋愛ももちろん禁止でしたね。高校から入る人もいるので、多少メンバーは変わるものの、大体は6年間ほぼ同じメンバーと寮生活を共にしました。

かなり結束力が強まりそうですね。息抜きできる時間などはありましたか?

外出ができる土日に実家に帰って、たまに泊まったりしてリフレッシュしていました。結構息抜きになっていたなぁと、今振り返ると思います。あと、平日は公衆電話で家族と話していましたね。

ちょっと安心しました(笑)。中学、高校ではどのように勉強していましたか?

環境が環境なので、塾には通っていなかったです。中学の間は何をしていいのかわからず、テスト勉強を中心に勉強していました。ですが、高校に入ってからは変化しましたね。
高校2年生の春頃から医学部に向けた勉強を始めました。2年生の夏で部活が終わるので、放課後の暇な時間にテスト範囲外のことを復習したり、問題集に取り組みました。
周りには先生と情報のやり取りをしながら進めている人もいましたが、私は自分で考えて勉強していました。まだこの時期は大学を決めていなかったので、絞ってやるということはなかったですが、学校のテストで判明した自分の苦手なところは徹底的におさらいして解けるようにしましたね。

実際に使用していた参考書

過去問に取り組み始めたのは、3年生の夏から。テスト勉強も並行していたので、学校の成績は良かったです。私の場合、数学は他の教科と比べて得意だったのでとっつきやすかったのですが、化学は全般的に苦手で成績もよくありませんでした。なので、学校のレジュメを使って基礎から勉強しました。暗記には色や視覚を使い、「Naはこの色」といった感じで、学校の教材の図録で実際に見て記憶に残しました。その他にも、勉強に学校の教材を使うことは多かったですね。

東京女子医科大学の過去問は、間違えたところを繰り返し勉強したりしながら10年分くらいは解いたと思います。過去問の中に迷った問題があったら、自分の持っている参考書にマーカーを引いてピックアップしておいて後から復習したり、類題が出ても解けるように、1つの問題に対してプラスαで他の部分も抑えて勉強しました。他の大学は最新の過去問から1〜2年程度をカバーして、とにかく東京女子医科大学に集中していましたね。


その当時の模試の結果などはどうでしたか?

3年生の最初の頃は、北里大学の判定がCとかDで良い方ではなかったですが、あまり気にしないようにしていました。そのことで担任の先生から「医学部、本当に大丈夫なの?」と言われたりもしました。ですが、夏になって過去問を解いてみると模試の出題形式とは全然違ったので、過去問が自分に合えば大丈夫だろうという意識を持つことにしたんです。大学によって出題形式は様々ですけど、東京女子医科大学は時間配分的にも自分に合っていると感じましたし、過去問を通して「これなら大丈夫かも」と手応えを覚えました。

ちなみに、どんな出題傾向だったんですか?

東京女子医科大学は、数学は問題数自体は多くなくて、部分点がたくさんもらえる感じでした。とりあえず書いて、半分くらい取れたらいいかなと当時は考えていました。英語は文章題が4問くらいで、落ち着いて解けば問題がなさそうだなと。苦手な化学は正誤問題が多かったです。しかも、答えがいくつか決められていなくて…。生物は文章題が多かったですね。過去問を見る限り、似た問題が出る傾向があったので、とにかく復習を繰り返しました。

なるほど。受験する大学はどのように選びましたか?

模試の結果が良くなかったので、レベルを下げて安全圏を狙いました。あとは大体の目星をつけておいて、日程が発表されてから、間で休憩を入れながら受験できるように調整しました。ほとんど私立を受験しましたが、唯一国公立では秋田大学に志願しましたね。それよりも前に東京女子医科大学に合格していたので結局は受験しませんでした。

本番では合格の手応えを感じましたか?

東京女子医科大学は、過去問で散々対策していたおかげで「いけるかも」と手応えがありました。勉強は十分していたと思っていたので、緊張はしなかったです。逆に、それ以外の大学を受ける時の方が緊張して、「もっとやっておけば良かった」と思いました(笑)。

受験生活の中で、家族や周囲のサポートなどはありましたか?

医学部のサポートに慣れている先生が多かったので、的確なアドバイスをいただきましたし、応援してもらいました。面談も頻繁に行われていて、私の相談に沿った内容を教えてくれました。指導レベルが高いので、予備校のように機能している面もあったなぁと思いますね。寮生活だったので必然的に同級生との繋がりも強まりますが、みんなポジティブに励ましてくれました。

合格を知った瞬間はどんな気持ちでしたか?

とても嬉しかったと同時に安心しました。先生も同級生も喜んでくれましたし、両親も安心したと言っていました。

最後に、受験生にアドバイスをお願いします。

高校生の時に立てた目標に向かって計画的に行動することは、受験だけでなく大学に入ってからも大切なことです。私の場合は、行きたい大学を絞って、分析や対策を入念に行えたのが良かったかな、と思います。寮に入るかどうか、は人それぞれだと思いますが、自分を追い込む環境に身を置いて、何がなんでも合格したい、という人にはいいのではないかと思いますよ。

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