合格ストーリー 合格ストーリー

合格ストーリー

塾との相性も大切な要素 解答の成り立ちを理解することが合格の鍵

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日本医科大学4年生 O.Uさん
一般で現役合格

受験生によって勉強法や生活スタイルは様々です。本当に自分のやり方が合っているのかと不安になる人も少なくないのでは。そんな受験生達の不安を解消すべく、現役医大生の受験生活を紹介する連載シリーズ「合格ストーリー」。
今回お話を伺ったのは、日本医科大学への現役合格を果たしたO.Uさんです。現在4年生のO.Uさんの合格への道のりは決して平坦ではなく、ずっと自分が得意だと思っていた科目に苦しめられたりと、勉強面と精神面の両方で辛い時期が続きました。彼女はどんな風にそれを乗り越えたのでしょうか?

医学部を目指したきっかけはなんでしたか?

きっかけは、高校1年生のときに母が病気になったことです。胃カメラを飲んだり精密検査を繰り返したのですが、それでも病名がよく分からず、当時の先生に「精神的なものだから精神科に行って」と言われました。その言葉に母がとてもショックを受けていたのが強く心に残っています。私もその先生に冷たさを感じましたし、そこから「もっと患者さんの気持ちの分かる医師、知識のある医師になりたい」と思うようになりました。

では、医学部を目標とした勉強を始めたのはその時期ですか?

そうですね、この頃から医学部を意識した勉強を始めました。私の通っていた高校は幼稚園もしくは小学校から入れる私立の一貫校だったんですが、周りには医学部志望者が多くて、10人ほどいたと思います。そこから現役で合格したのは3〜4人ほど。私自身は中学時代から数学が得意だったので、とりあえず理系で上の方の大学を目指そうという考えがその頃からありました。医学部もぼんやりと頭の中にはあったんですが、中学生の間はそのために勉強をするというようなことはなかったです。

塾などには通っていましたか?

中学生の頃から、新宿SEGの姉妹校のエデュカに通っていました。理系メインの塾で、中学時代は数学と英語のみ、高校1年生では数学、英語、化学を週に1回ずつというペースを続けました。1クラス20人以内くらいのアットホームな環境で、ただ解答を教えるだけでなく、なぜそうなるかをしっかりと解説してくれたので、とても自分に合っていたと思います。現役合格できた理由には、自分に合う塾に通っていたということと、その塾の授業をメインに受験勉強を進めたことが大きかったかもしれないですね。

医学部受験に特化した塾ではなかったようですが、医学部を目指すことを決めてからはどれくらい勉強しましたか?

1年生は授業と授業の間の休み時間を利用して宿題をやったり、塾の予習・復習をちょっとやる程度でした。あんまり遊んだりはしなかったですね。1人っ子で子供の頃から遊び相手が身近にいなかったので、勉強に打ち込むくせがついたのかもしれません(笑)。
2年生では、登下校の電車での読書を単語の本を読む時間に切り替えて、それまでよりも強く受験を意識するようになりました。元々根を詰めて勉強するタイプではなかったので、就寝時間を早めて、意識して睡眠時間を確保しました。夜の10時から11時には寝ていたと思います。
3年生になってからは、学校の授業のレベルは医学部を目指す自分にはスピードも含めて物足りないと感じ始め、その分を塾で補っていました。塾の方が授業の進むスピードも早かったです。夏休みには、連続5日間行われる医学部コースの夏期講習を受けて勉強しましたね。1月2月の受験シーズンは、学校には週1回程度通うだけで良かったので、一日中勉強したりもしました。対策に関しては、上の大学の対策をやっておけばそれよりも下の大学には受かるだろうという考えで、目標を高く設定し赤本などを使って勉強していました。

Uさんが受験時代に使用していた参考書

数Ⅲが苦手科目とのことですが、どう克服しましたか?

元々得意だった数学が、数Ⅲが進むにつれて難易度が上がり、あまり好きじゃなくなりました。難しいと感じるようになって、苦手意識が出始めたんです。なので、数Ⅲはとにかく数をこなすようにしました。授業の初めに問題を解いて、その添削を丁寧に書いてくれる先生だったので、塾では苦手科目の相談はあまりしなかったです。

大学はどんな基準で選びましたか?

高校3年生の初めの頃に学費的なボーダーラインを事前に親に聞いていたので、それを基準にして、自分の志望校の中で一番上の大学だった慶応を選びました。その他の大学を知るために、オープンキャンパスには夏休みの間で一通り行きました。「ここの学校は大きいな」とか、実際に見学したことで判断材料が増えたかなと思います。最終的に決定したのは11月、12月あたりの出願を出すタイミングでしたが、慶応を受けるということはもっと早い段階で決めていましたね。
実際に受験したのは、私立が慶応義塾大学・東京慈恵会医科大学・順天堂大学・日本医科大学・昭和大学の5校で、国公立は横浜市立大学です。その内、合格したのは昭和大学と日本医科大学でしたが、日本医科大学には特待生として合格することができました。

受験中、大変だったことや気を付けていた点はありますか?

一度解いた問題は完璧に解けるように気を付けました。解説を読むとついつい分かった気になってしまうのですが、その後に解いてみると全然解けなかったりするんです。なので、手順などを覚えるだけではなく、ちゃんと理解することを意識しながら復習しました。答えの丸覚えをするのは良くないなぁと思います。
大変だったことと言えば、自分の気持ちの中での焦りです。数Ⅲへの苦手意識などが影響して、3年生の夏休みが終わってからずっと焦った気持ちが続いていて、それとうまく付き合いながら本番を迎えることになりました。2年生の終わりくらいまでピアノを習っていたので、息抜きにピアノを弾いたりはしていましたね。

入学式での一枚

苦しい気持ちを乗り越えながらの合格だったんですね。受験中の周囲のサポートはどうでしたか?

さっきお話しした焦りが影響して、模試がうまくいかなかったり、塾の授業中のテストがあまり解けなかったり、成果が出なくて落ち込んだ時期があったんですね。勉強したくなくなってきて、逃げたい気持ちが強くなって。そういう時、友達と話している中でかけられた「大丈夫だよ」「まぁなんとかなるよ」という言葉で気持ちが楽になりました。また、母が家で毎日美味しいご飯を作ってくれて、「受験を辞めてもいいんだよ」「無理しなくていいよ」と声をかけてくれたり、試験前日までいつも通りに接してくれたことも大きかったです。そんなこともあり、合格したときはとても喜んでくれましたし、私自身も本当にほっとしました。

最後に、受験生にアドバイスをお願いします。

親が「睡眠は大事」だと言っていたのですが、本当にその通りで、ちゃんと寝れてないと勉強の質も落ちてしまいます。早寝早起きをして、朝ご飯をしっかりと食べて、勉強は集中してしっかりとやる。生活のリズムを整えて、普通のことをいつも通りにやるのが一番いいと思います。


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