合格ストーリー 合格ストーリー

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最大の強みは身近な人たちの支え 受験勉強は友達と乗り越えよう!

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名古屋大学医学部3年生 S.Aさん
関東圏進学校卒業後、推薦で現役合格

周りに経験者がいないとなかなか聞くことができない医学部受験にまつわる悩み。その悩みを解消すべく、現役医大生の受験生活を紹介する連載シリーズ「合格ストーリー」。
今回お話を伺ったのは、名古屋大学の推薦入試を現役合格したS.Aさんです。子供の頃から医師になることが夢だったというAさん。部活や文化祭などの学校行事にも参加しながらの受験生活では、どんなことが支えになったのでしょうか?今回は、誰もがぶつかる壁をどのように乗り越えたのかについて伺いました。

医学部を目指したきっかけはなんでしたか?

きっかけは、幼稚園の頃に内科医だった祖父が地域の人から慕われている姿を見て、子供ながらにかっこいいなぁと思っていたことです。医者になることを祖父に具体的に伝えたことはなかったですが、なりたいとは常々言っていました。「勉強は大変」「医者になってからも勉強は必要だよ」と祖父からは聞かされていましたね。開業医なので跡継ぎも必要でしたし、そういう苦労があったんだと思います。

では、早い段階から医学部の対策は行っていたんでしょうか?

小・中学校は私立の一貫校に通っていて、医学部を視野に入れた高校受験対策として塾に通い始めました。高校は、共学の中でトップレベルかつ家から通いやすい進学校を選びました。国公立の高校で、東大などを目指す人が多く、医学部志望の人は少なかったですね。

高校に入学してからはどの程度勉強していましたか?

バレーボール部に入ったり、文化祭などにも積極的に参加していたので、ガリ勉タイプではなかったと思います。1年生の時は週に1回講義を受ける程度。2年生の時は部活の後に塾で英語と数学の授業を週2回ほど受けていました。英語と数学を選んだ理由は、この2科目を3年生までに固めて、早めに演習に入れるようにしたかったからです。その他の科目は、授業のための予習や宿題と学校の定期テストの勉強が中心でした。当時の成績は校内で30位以内で、遅れているという感覚はなかったです。
3年生になってからは、理科もガッツリと勉強するようになり、塾にも週5回くらい通っていました。平日は17時から21時まで塾で授業を受けるか家で自習。休日は9時過ぎから16時まで塾で、20時から22時まで家で勉強をして23時には寝る生活を送っていました。

得意科目・苦手科目はありましたか?

特に苦手な科目はなく、すべて同じくらいできるタイプでしたが、強いて言うなら数学が苦手でした。医学部受験は苦手をなくした方がうまく行くので、塾の復習を何度もやって、数学に時間を割きました。

大学はどのように選びましたか?

1年生、2年生の頃は偏差値的なこともあって東京医科歯科大学への進学を考えていました。他にも検討はしたかったので、東京医科歯科大学以外にも、良さそうだなと思った大学のオープンキャンパスには全部足を運びましたよ。東京医科歯科大学のキャンパスは綺麗だと感じました。3年生の夏前、大学を絞る時期に、横浜市立大学と旧帝国大学で迷っていました。僕の家系は親戚に医者が多いので、相談をして様々なアドバイスをもらいました。そうしたアドバイスをもとに、ネットや塾で情報収集をしながら色々な大学を検討して、最終的に推薦がある名古屋大学に決めました。名古屋大学の前期と推薦を含めて5つの大学に出願したました。私立も出願しましたが、それよりも前に第一志望の合格が決まったので受けてはいないです。

推薦入試の対策にはどんなことを?

午前と午後の2回の面接があるんですが、午前は渡された英語の長文を15分程で読んで、それについての口頭設問と普通の面接が行われます。午後はプレゼンテーション課題を渡されて、10分程で準備、その後10分程発表をして質疑応答に入ります。本番では「超高齢化社会への対策」「AIの活用」などのプレゼンテーション課題が与えられました。
対策として、医学系英単語の参考書を買って単語を覚えましたし、自分で医療系の質問をピックアップして、自分がどうプレゼンするかを家族に見てもらったりもしました。元々ハキハキと喋るタイプではなかったので、良い印象を与えるためにも喋り方を指摘されましたね。
あとは、医学部の面接集も読みました。答えを読んでいると医学のことが大体わかってくるのでおすすめです。もう1つ、親戚の勧めもあって、4年に一度の医学部総会のシンポジウムをまとめた本を読みました。プレゼンでは考えの深い発言をしなければいけないと考えていたので、とてもためになりました。


受験生活で大変だったのはどんな点ですか?

同じ塾に通っていた友達の存在は大きかったです。一緒に塾でご飯を食べたり、自習をしたりしていたので、自分1人だったらダラけていただろうなと思います。実際、友達がいない日はしんどかったですし、そういう状況はあまり作らないようにしていました。勉強方法や自分にマッチした参考書、「あの予備校の先生はいいよ」みたいな情報交換。それから、僕の方が得意な国語の対策を教えたり、逆に僕が苦手な数学を教えてもらったりしました。あと、塾で同じ授業をとっていたので、わからない問題を後から教えてもらったりもしたんです。友達の方が聞きやすいし、共感もできるんですよね。

それは心強いですね。その他の周囲のサポートはどうでしたか?

家族については、勉強について何か言われることはなくいつも通りでいてくれて、好きなように生活させてもらえたと思います。今は1人暮らしをしているので、ご飯、洗濯、掃除をやってもらっていたありがたさを改めて感じますね。志望校を決める時に話はしましたし、推薦があることを教えてくれたのは母です。現役で国公立に行って欲しかったらしく、母なりに情報収集をしてくれていたみたいです。自分が「東大とか京大を受けてみようかな」と言ったら「賭けには出なくてもいいんじゃない?」と言われたり、「後期はもっと下げてもいいんじゃない?」と言われたり、いろいろと相談に乗ってくれました。

最後に、受験生にアドバイスをお願いします。

チューターとしても生徒に話していることですが、とにかく根を詰め過ぎないことです。1日12時間勉強をしたりと、きついことをした次の日は休みたくなってしまいます。それよりも、僕の場合は、1日6時間くらいの勉強を毎日続けられればいいかな、という気持ちでやっていました。気分転換も大事ですね。
勉強しないよりした方がいいのは確かですが、友達と話したり、漫画を読んだりして気持ちを切り替えることも必要だと思っています。なので、僕はスマホを使わないように封印したりもしなかったです。長時間根を詰めて勉強するのは、よほど勉強が好きとかでない限りは難しいと思います。きちんと自分自身をリラックスさせてあげましょう。

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