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2浪でも一切妥協を許さず、勉強法を改善し続け実現させた医学部合格

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名古屋市立大学医学部3年生 T.Sさん
2年浪人し合格

どうして、自分は医学部を目指すのか。受験生活の不安とどのように向き合うのか。見事、合格を勝ち取った現役医大生に、医学部への思いや不安との向き合い方を聞き、合格までの軌跡を辿る連載シリーズ「合格ストーリー」。
今回お話を伺ったのは、高校3年生と比較的遅いタイミングで医者を目指し始めるも、ブレない姿勢と独自の勉強法で医学部の合格を勝ち取ったSさん。年ごとに前年の反省を活かし、スタンスや勉強法を改善していく話は受験生にとって有益なこと間違いなしです!

医学部を目指したきっかけはなんでしたか?

僕が医学部受験を決めたタイミングは高校3年生の時でした。3年生の初めに卒業後の進路を真剣に考えた時に、「大学のどの学部に行くかで将来の職業がある程度決まるなぁ」と思ったんです。定年まで約40年仕事を続けるとして、ずっとやりがいを持って仕事をできるのは医者だけだと思い、医学部を目指し始めました。

それまではどのような学生だったんですか?

学年順位が320人中80番くらいの、普通の学生でした(笑)。一応進学校ではあったので、周りに医学部志望はちらほらいたのですが、まさか自分が目指すとは思っていませんでしたね。模試とかも1つも受けていませんでした。テレビドラマで見る医者のイメージくらいしか持っていませんでしたね(笑)。

高校時代の勉強について詳しく教えてください。

塾には1年生の時から行っていました。基礎と学校の予習をする程度で、頻度は週2回くらいだったと思います。本格的に受験勉強を始めるまで、学校の勉強に最低限ついていけるよう勉強していました。3年生になってからは毎日行くようにしていました。


Sさんは浪人されているということですが、現役の受験はどのような感じでしたか?

本腰を入れて医学部を目指し始めたのが遅すぎたということもあり、現役の受験は記念受験みたいな位置付けでしたね(笑)。センターも8割くらいで、センターリサーチは第一志望の名古屋市立大の医学部はE判定でした。受験に慣れる練習の場として、順天堂大学も受験しましたが、結果全ての大学を落ちてしまい、浪人期に突入しました。

浪人時代の予備校選びや勉強の心構えについて教えてください。

僕の高校は浪人している人がとても多く、友人も何人も浪人していました。自分の意思として、この1年は友人と遊ばず、勉強に集中する1年にしようと決めていたので、仲の良い友達がみんな行く予備校とは別の予備校を選択しました。
現役の受験を振り返った時に、科目に関わらず全体的に理解が不十分でした。ですので、意識したのは、予備校の授業でやった内容は完璧に理解するということと、理解度を深めるために自分の頭で必ず考えるということです。問題集の解説を見る前に、必ず自分の頭で考える時間を確保するようにしました。

成績は順調に上がっていきましたか?

夏までは現役の時と変わらず名市大を第一志望で目指していたんですけど、良くてC判定とかでした。しかし、先ほど話した通りのスタンスで勉強をコツコツこなしたおかげか、夏以降はB判定、A判定と順調に上がっていきました。結果的にセンター試験は9割近くをとることができたんですけど、その後の二次試験でコケてしまったんです…。

どういうことですか?

元々本番試験に弱いタイプというこもあったのですが、数学で計算ミスが相次ぎ、次の科目でもそのミスを引きずってしまってどんどん頭が真っ白になってしまったんです。国公立一本というプレッシャーもあったんだと思います。同じように国公立一本というスタイルで受験をしていた周りの受験生は、リスク回避のために志望校の難易度を下げるということをしていたのですが、僕はどうしても名古屋にいたくて。将来的にこのエリアで働きたくて、学校選びは妥協したくなかったんです。その結果また落ちてしまい、2回目の浪人をする決心をつけました。

2浪目について教えてください。

まずは予備校選びですが、同じカリキュラムをもう1年受けるのもどうなのかなと考え、別の予備校にしました。その予備校の4月の最初の模試で、医学部コースの中で一番の成績を収めることができたこともあり、学力の向上というよりは、本番のミスをなくすことに注力しようと決めました。

具体的にどのような方法を取り組みましたか?

例えば数学ですが、今までは1回最後まで解いた後に、振り返って確認するということをしていました。そうすると序盤で1つ間違えるとその後の問題を全てやり直す必要があるので、時間がなくなり焦るといった悪循環に陥っていました。その方法を見直し、問題の途中途中で確認を挟みながら解き進めていくことにしたんです。この解き方が癖になるまで、日頃の勉強から徹底していました。

参考書への書き込みは色分けを駆使している

その他の勉強法を教えてください。

復習を工夫して、内容を3つのポイントに要約し、ノートにまとめる勉強法を全科目で行っていました。なぜかというと、現役と1浪目の受験勉強を振り返った時に、復習をしたところで結局忘れてしまうということに気づいたんです。記憶の定着を図るためには時間というよりは目にする回数だと考え、短い要点ノートを何回も見直すようにしました。

その勉強法は成績には反映されましたか?

2浪目は自分でもびっくりするくらい、さらに成績が伸びました。センター模試は全国で100番以内に入り、名古屋大学のオープン模試では総合6位をとることができたんです。偏差値も80に届き、どうせ行くなら上の学校へということで、名古屋大学の医学部に志望校を変更しました。

本番はどうでしたか?

センター試験で、また緊張でミスをしてしまったんです。それまでは大体9割5分くらいとれていたんですが、本番は9割でした。それで少し自信がなくなり、志望校を名市大に戻しました(笑)。
二次試験はそれまでの経験も踏まえ、学力的にも普通にやれば受かるし、遊び感覚で臨むことにしました。試験日の昼休みも、グラウンドでサッカーをして体を動かすなど、極力いつも通りの精神状態で臨もうとしたんです。今までは空き時間は参考書をみっちり読んで、ガチガチになったりしていたんですけど、おかげでリラックスをしてテストに臨むことができて、無事合格しました。

実際に使用した参考書の一部

ご家族のサポートなどはありましたか?

家族の優しさを痛感した受験期間でしたね。普通に生活していたら、家族や兄弟間で些細な喧嘩などは起こると思うんですが、そういうのも一切なく接してくれていました。ストレスがかからないように気を遣っていたんだと思います。食事や送り迎えなども本当にありがたかったです。
2浪目のセンター試験の前夜、緊張で2,3時間しか寝れなかったんですが、当日朝に親が「3時間寝れたからいいじゃん!」と言って送り出してくれました。そういったちょっとした声かけの一つ一つが嬉しかったです。

最後に、現役の医学部志望の受験生へメッセージをお願いします!

僕は2回浪人しましたが、他学部受験のことを一切考えたことがないです。今後40年医者としてやりがいを持って働けることを考えると、1年や2年なんて誤差でしかないと思います。
そしてそのしんどい経験が未来の糧になります。浪人の時に抱いていた医者への憧れや想い、勉強を頑張ったという苦労は、今でも時々思い出しますし、そのたびに頑張る気力が湧きます。妥協せず、一生懸命頑張ってください!応援してます!

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