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医学部受験の合否を左右する自分に合った勉強方法、環境、予備校の選び方

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医学部受験に向き合う前に知っておきたい学習方法や環境を紹介します。

問題集は1冊をとことん使い込むのが良い

受験生は、合格できるかどうかといった不安があるせいか、誰かが良いと言った参考書や問題集を次々と買って、あれこれと難しい問題をやっている人が多い傾向があるようです。1冊の問題集を繰り返し使い込むとなると、その1冊の選び方が重要になります。適切な1冊を選ぶためには、まず、自分の学力をきちんと把握していないと選べません。
基礎を固めるための問題集は、何問か解いてみて易しいと感じるくらいが丁度良いと考えています。その問題集でも実際にやってみると、解けない問題が出てくると思いますが、易しいと感じる程度の問題レベルでなければ、解説が理解できないでしょう。問題集は同じ問題を解けるようになることが目的ではなく、初見の問題にも対応できるように理解することが必要です。また、問題集を選ぶ時は解説が丁寧なもの、別解が多く記載されているものを選びましょう。そして、基礎力がついたと判断できた頃から、問題集のレベルを上げていってください。

学習効果を高める自習の進め方

自習は授業進度に合わせれば無駄がない

個別指導の予備校の場合、一人ひとりの定着度を確かめながら、宿題という形で無駄のない自習を提示してくれるところもあります。1、2カ月前に学んだ範囲からも復習するのが望ましいです。それらの宿題や予備校での復習をこなしたら、予備校の授業進度に合わせた演習問題を解いてみましょう。そして、必ず演習した時にできなかった箇所の確認をして、解説を読んで解き方を理解することが目標です。そして、理解できなかった解説はなるべく早く講師やチューターに質問して、理解・納得するようにしましょう。この積み重ねが実力となるのです。

自習室を積極的に活用

家ではリラックスながら勉強し、集中して勉強するのは自習室でしましょう。医学部受験専門予備校の自習室は静かで、何より周りには自分と同じ医学部受験生がたくさんいます。そんな環境に身を置いて勉強すれば、おのずと自分も刺激され、モチベーションも上がるのではないでしょうか。さらに、分からないことをすぐに聞きに行けるというのも大きなメリットです。

もちろん、朝から晩までずっと自習室にこもって、集中力を切らさずに勉強しなさいという意味ではありません。切りの良いところで、予備校近くの公園や道を散歩したり、図書室で医療に関する専門書や新聞などの資料を読んだり、同じ医学部受験生やチューターと会話をするのも良いリラックス方法と言えます。受験勉強で怖いのは、勉強で疲れきってしまうことです。1年間のスケジュールをきちんと乗り切るためにも、自習室ではオン、家ではオフという切り替えが大切になります。

逆転合格を可能にする戦略の立て方

合計点主義なら模試判定以上の大学にも合格可能

合計点主義とは、全ての教科で良い点数を取るのではなく、全教科の合計で合格最低点をクリアするという考え方です。ここでは、合格最低点という部分もポイントになります。なぜなら、大学によって出題傾向や科目による配点が違うからです。この違いを研究すれば、効率良く得点を稼ぐことができ、合格最低点に達するのが簡単になります。

とはいえ、受験生自身が自分で出題傾向との相性を調べるというのはとても難しいものです。しかし、最高の医学部専門個別指導予備校では、模試結果がD判定やE判定だった生徒でも、医学部受験合格を勝ち取った生徒が何人もいます。

医学部受験のプロに戦略を委ねるメリット

ある予備校では、それぞれの大学のレベルはどれくらいか、問題の出題傾向はどのようなものか、似たような問題を出題している大学はあるか、その問題をクリアするためには、どの問題集に取り組むべきかなど、講師会を定期的に開いて常に検討しているそうです。ちなみに、併願校を決める際に、似た問題を出題する大学を探して検討することが重要になりますので、良く調べておきましょう。

また、それぞれの生徒はどんな性格か、どういった分野が得意で、何の分野が不得意か、科目ごとの得意・不得意はどうか、その生徒に効率良く点を取らせるためには、どの科目にどれくらいの時間を割くべきか、といったことも担任が中心となって、各教科の講師との連絡を密にしながら話し合いをしています。

1年間で大きな差が付く学習環境選びのポイント

1人での学習は応用力が身に付かない

1人で学習する一番の問題は、自分が理解できている点、できていない点を客観的に見られないことです。きちんと理解していないのに、問題が解けた時点で勝手に理解したと思ってしまうことは避けなければなりません。

学習する範囲が偏ったり、スランプに陥った時にアドバイスをしてくれる人もいないため、自分への甘えも出てしまうでしょう。また、小論文など誰かに客観的にチェックしてもらわなければ上達しないものに関しては、大きく出遅れるはずです。

トータルな指導が受けられない家庭教師

不得意な科目を補強するために、家庭教師をつけるという受験生もいるのではないでしょうか。家庭教師は個別指導なので、生徒を良く理解して指導できるように思うかもしれませんが、家庭教師の指導は生徒のペースに引きずられてしまいがちです。

また、家庭教師は受験のプロとは違うので、受験教科をトータルで管理することはできません。たとえ教科ごとに先生を変えても、英語の家庭教師は英語を一生懸命教え、理科の家庭教師は生物や化学を一生懸命教えるだけで総合的に受験勉強を把握することは不可能なのです。

集団授業のメリット、デメリット

集団授業の予備校は授業料が安いので、これは大きなメリットになりますが、指導に関しては限界があると言わざるを得ないでしょう。また、全部がというわけではありませんが、集団授業をしている予備校は基本的に生徒数に対して講師が少ないのが現状です。そのために、生徒が質問をしに行ってもなかなか講師が捕まらないということも良く耳にします。勉強の基本は、分からないことがあったら、それを解決して、理解・納得してから進むこと。この積み重ねなのです。勉強内容が分からない時、すぐにそれが解決できないような予備校は他を考え直す必要があるかもしれません。

個別指導の予備校は質で判断

応用力をつけるには、「なぜ間違ったのか」「どういった考え方が間違いに至るか」などを講師に示してもらい、「正解に至るまでの道筋の立て方」を習得する必要がありますが、それが可能なのは個別指導だけと言えるでしょう。しかし、予備校によっては講師不足を補うためにアルバイトの学生が講師を務めたり、同じ科目でも授業の度に講師が変わる場合もあります。予備校を選ぶ時はまず、医学部受験に特化していて、各科目で1年間同じ講師が責任を持って1人の生徒を受け持つ予備校を選ぶべきでしょう。

ですが、それでもまだ十分ではありません。たとえ1年間同じ講師が教えていても、1人生徒を担当している講師が連携を取っていなければ、結局受験教科をトータルで見ることができないからです。そのために必要となるのが、教科ごとの講師とは別に、講師同士の橋渡しとなる「担任」です。担任は医学部受験のプロとして生徒をサポートする他、生徒と保護者との橋渡しもします。ですから、予備校選びでは、受験のプロである担任役となるスタッフがいるかどうかもチェックしてください。

それ以外に自習室の充実も大きな要素です。家では誘惑があって勉強に集中できなかったり、疑問点があってもすぐに質問できないため、予備校生の多くは自主勉強時間の大半を自習室で学習します。自習室が開放されている間、講師や質問に答えてくれるスタッフが常駐していて、いつでも疑問を解消できる体制が整っていることも大切です。

浪人生や社会人にこそ個別指導の予備校

翌年度の受験生のために2月から開講している集団指導の予備校はごくわずかですが、個別指導の予備校なら対応できます。その点も考えて、より早くスタートを切れるベストな予備校を見つけてください。

また、一旦社会人として働いていたものの、一念発起して医学部を目指そうという人もいます。彼らはスタートが春からというわけではありません。そして、受験勉強からしばらく離れていたために各教科の理解度も通常の受験生より低い場合が多いはずです。通常の受験生より、さらにしっかりした戦略が必要となる社会人が、無駄なく受験勉強を進めるためには、1対1で教えてもらえる個別指導の予備校がベストと言えます。

予備校選びの注意点

基礎を重視しない予備校は避ける

勉強には基礎が重要です。どの教科であってもそれは変わりませんし、基礎力がなくては応用力が身に付くわけがありません。しかし予備校や講師によっては、基礎学力が備わっていない生徒にテクニックだけを教え込んで、難しい問題を解かせるところもあります。そうすると、生徒はテクニックで問題が解けただけということに気づかず、応用力がついたと錯覚。初見の問題や少しひねった問題に出くわすと、解けなくなってしまうのです。

チューターのサポート態勢や立場も要確認

これから受験をする人に勧めたいのは、生徒の色々な質問に答えてくれるスタッフとして、現役医大生を常駐させている予備校です。予備校によって様々な立場のチューターがいると思いますが、あえて現役医大生にこだわりたいです。

その理由は、医学部学生で現役という彼らのメリットを最大限に活かして、実に様々な質問に答えてくれるからです。また、実際に医学部受験を経験した人からのアドバイスは、苦悩している受験生にとってもリアリティがあるので、時として講師からの言葉以上の力を発揮する場合もあるのです。年齢も近いため、気軽に相談できるというメリットもあります。

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