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子どもを診たい! 小児科の現場を見て具体的になる将来のビジョン

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東海大学 医学部 4年生 E.Kさん
子ども病院部に所属

今回の「医大ライフ」は東海大学医学部4年生のE.Kさんにお話しを伺いました。小児科志望のE.Kさんは、子ども病院部で入院生活中の子どもたちと触れ合いながら、夢を叶えるための勉強を重ねる日々を過ごしています。編入生として東海大学に入学した彼の医大ライフはどのようなものなのでしょうか?

今日は、医学部での大学生活についてお聞かせいただければと思います。Kさんは部活やサークルには入っていますか?

子ども病院部に所属しています。小児外科への道を考えていて、まだ子ども達との年齢がそれほど離れていないうちに彼・彼女たちと触れ合うことで、どんな子がいるのかなどを知りたい、と入部しました。小児科と言っても高校生や中学生もいますし、実際にいろんな悩みを話してくれます。活動は隔週なので、月に2回くらいです。伊勢原校舎の医学部生と看護学部生が所属していて、部員数は100名を超えています。

東海大学の部活は、野球部は言うまでもなくですが(笑)、柔道や空手、弓道などの武道系とサッカーは医学部の中でも強いようです。子供病院部は部活仲間同士の仲はいいですし、夏はBBQなど、季節毎に1回は飲み会があります。

Kさんは東海大学に編入という形で入学していますが、他にも編入生は多いんですか?

東海大学の一般生は80名ほどで、附属生枠では約20人ほどが入学し、合わせて100人の状態からスタートします。東海大学は毎年15人の編入生を受け入れているので、枠はかなり大きい方だと思います。そのため、溶け込みづらさを感じたことはありません。編入生同士も仲が良く、「編入学生の会」もあるほどで、毎年1回は必ず飲み会が開かれます。一般生とも最初から一緒にスタートしたかのように仲良く出来ていますし、編入生と一般生徒の間に違いや隔たりは全くないですね。

チェコ旅行での一枚

東海大学はどんな気質の大学ですか?

附属生は気を抜きがだと思われることが多いですが、留年すると母校に連絡が入ってしまうようなので、みんなきちんと勉強をして進級しています。医学部に進学した附属生はみんな、最初から東海大学の医学部を狙って高校受験や中学受験をしてきたと言います。

多くの大学の編入学試験は一般受験の科目と違い、英語に加えて生命科学が科目として入ります。ただ、東海大学の場合は公務員試験のような試験が生命科学の代わりに出てくるので、他の大学に比べると対策は取りやすいと思います。

他の大学の人たちと話していても、東海大学の医学部は代々仲が良いという話はよく聞きます。私自身も「国家試験までみんなで頑張ろう」という気質が強いと感じています。東海大学は特徴的で、内部生・編入生・一般生のそれぞれが多く、現役で入学した人もいれば、年齢が高めの人もいます。私の学年の最高齢の方は30代後半です。年上の方に現役生が恋愛の相談をしたり、逆に年下の私たちにお子さんの相談をしたり、悩んでいる学生に「最近大丈夫?」と声をかけてくれたりと、上手く関わり合いが持てています。いろいろな人が集まっているので、年齢に関係なく違和感がない環境で、居心地はとても良いです。

普段はどのように勉強していますか?

最近では医学生の勉強方法も変わってきていて、みんなスマートフォンやタブレットで移動中も勉強できるような医学部生用のサービスを利用しています。医学部の参考書が電子化されているので、紙をめくることなく片手で勉強ができます。そのため、今の医学生はほぼ全員がタブレットを持っていますね。もちろん今も参考書を使って勉強することはありますし、私自身も国家試験の勉強は紙をめくってやっていましたが、クイズ形式で答えて勉強するサービスも始まったので、隙間時間にはそれを利用しています。国家試験対策を行う予備校も電子化を促していて、5年生になるとほぼ全員が入学した予備校の映像講座を受講しています。

デンマーク研修での一枚

Eさんが小児科を希望した理由は何ですか?

1年生の時に受けたカリキュラムで、救命のERの現場を見に行った時の経験からです。病院に運ばれてくる様々な症状の患者さんの中に1人の女の子がいたのですが、大人は軽傷でも「痛いから早くこっちを見て」「なんでこっちが後回しなんだ」と言う人が少なからずいるのに、その子は明らかに骨も折れていて大変な状態にも関わらず、頑張って耐えていました。

その子にしてみれば、痛いことをされたくないだとか、医者・病院が怖いだとかいろいろな気持ちがあったとは思いますが、その姿がとても健気で可哀想だと思い、将来は子どもを治したいという想いが芽生えたんです。

白衣授与式での一枚

最後に、今後の進路について教えてください。

大学のプログラムの一環で2月頃にデンマークに行き、患者さんや医師と話す機会があったのですが、日本での考え方との違いにとても影響を受けました。1日、1分1秒でも延命するという日本の考え方とは違い、1日でも早く病院を退院して家族と残りの時間を過ごす、というのがデンマークの医療現場と患者さんにおける考え方です。自分の生き方についてはっきりとビジョンを持っているのは素晴らしいことですし、自分にとって新しい考え方でした。

もちろん日本の考えも大事ですし尊重していますが、違う考えがあるということを知っていれば、患者さんにアドバイスや話をする際の助け舟になると思うので、そういった考えを吸収するために海外への留学も視野に入れて、これからの実習や授業をこなしていきたいです。

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