医大ライフ 医大ライフ

医大ライフ

実習や研修から、女性医師としての多様なキャリアを学ぶ

Share

日本医科大学 医学部5年生 R.Sさん
軽音部に所属

意外に知られていない、医学部生のリアルな日常をお届けする「医大ライフ」。今回は、日本医科大学に通うR.Sさんに、部活のことや大学の雰囲気などのキャンパスライフの様子から、実習や進路についてまで、お話を聞いてきました。

R.Sさんはサークルや部活には入っていますか?

軽音楽部でギターを担当しています。音楽は中・高時代からずっと、細く長く続けています。サークルでは特定のジャンルはなく、洋楽も邦楽も幅広くやっています。私は基本的にカバーバンドをしていて、オルタナティブ系が好きですね。
部員数は80人と多いのですが、あまり参加しない部員もいますし、兼部をしている人も多いです。私は軽音部のみの少数派ですが、アルバイトもしているのでちょうどいいです。


部活内の上下関係や後輩先輩の関係もゆるいですね。医学部の部活って中・高の部活の延長のように厳しいところが多いんですけれど、それに比べたら普通の大学のサークルに近い自由な雰囲気です。毎月、他大との合同ライブがあって交友関係が広がるのもいいところ。もちろん強制的にライブに出なくてはいけないこともなく、出たい人が出ている感じです。

学生生活での楽しみや、学校の雰囲気について教えてください。

実習が入ると忙しいですが、休みには友達と旅行へ行ったり、フェスに行ったりと大学生らしいことも楽しんでいます。日医は医学科のみで1学年に100人くらいしか生徒がいないので、小さい分他大に比べて1学年全体で距離が近く仲良くなりやすいと思いますね。
学校の雰囲気は、もともとかなり放任主義だったらしいのですが、私が入学する前に医学部長の先生が変わってから一気に厳しくなった印象です。ただ一昨年くらいにまた医学部長も変わり、新しい制度ができたりと常に変わっているので、一概にはなんとも言えないですね。放任主義のゆるい雰囲気と言われて入ったのに、入ってみたらそうとは言えないし(笑)。正直、周りの評価はそんなにあてにならないなと思います。

友人たちとの旅行での一枚

実習ではどんなことをするんですか?

科によって内容は本当にいろいろです。忙しすぎる先生だと、教えてもらう余裕がそれほどないですし、逆に実際に患者さんの採血や、手術での縫合をやらせてもらうような科もあります。
一言で手術と言ってもいろいろなパターンがあり、ドラマなどで描かれるような張り詰めた雰囲気のものばかりではありません。リラックスして行うために、音楽をかけながらすることもありますね。

今後の進路はどう考えていますか?

最終的に大学に戻ることは考えているのですが、研修は市中の病院に出たいと思っているので、病院見学は外に行っています。大学病院は研修医の数が50〜60人と多いのですが、市中の病院は10人くらいで一人ひとり面倒をみてくれることが多く同じ2年間でもできる経験が違うと聞き、まずは市中の病院を考えています。
一方で、大学病院で働くメリットは症例や設備のレベルが高いことです。ロボット手術のような最先端かつ高度な治療は、大学病院でしかできないこともあります。その他に、臨床だけでなく研究にも興味がある人は大学病院で働くメリットが大きいと思います。
研修と同時に、アメリカの医師国家資格の勉強をする同級生もいます。帰国子女とかに多いですね。キャリアの面でも、同じ医師と一言にくくれないくらいに多様です。

どんな医師になりたいか、理想はありますか?

科としては、女性特有の診療科で特に女性医師の需要を感じます。患者さんが希望されることも多いですし、体力面やキャリアの面で難しい科も多い中で、女性であることが強みになるというのは純粋に嬉しいですね。
医師像しては、ありきたりですが、患者の気持ちがわかる医師が理想です。患者さんといっても本当に様々で、社会的背景も考え方も全く違うのでコミュニケーションの難しさを感じることも多いです。そういう難しさの中でも、向き合って理解しようという姿勢を崩さない先生は本当に尊敬できますね。
私は憧れからというよりは、母がかかっていた先生の対応をドライに感じてしまったという、マイナスの経験から医師を目指しました。学んでいくうちにいろんな先生や状況にも出会い、現実的にはひとりひとりに十分な時間を取ることが難しいことも理解しています。
それでもやはり患者さんやその家族に対して、親身になって対応できる医師を目指し続けることは根本的に大切だと思っています。

Share