医大ライフ 医大ライフ

医大ライフ

部活はほとんどの生徒が未経験からのスタート 仲間が多いほど充実する勉強とプライベート

Share

帝京大学 2年生 F.Sさん
帝京大学 1年生 H.Sさん

今回の「医大ライフ」は、帝京大学医学部に通うF.SさんとH.Sさんの対談企画をお届けします。大学に入るまで未経験だったという剣道部に入部したF.Sさんと、中学・高校でも所属していた野球部に入部したH.Sさんは、部活を通して知り合った先輩や同級生から得る情報も多いと話します。実際に、それぞれの部活にはどのような人たちが所属しているのでしょうか?大学付近の環境や、それぞれの目指す進路についてもお話を伺いました。

サークルや部活には入っていますか?

H.Sさん(以下H):医学部がメインの準硬式野球部です。
F.Sさん(以下F):僕は全学部共通の剣道部です。医学部は僕の学年では1人くらいで、他学部の方が多いですね。部員は1学年5〜6人程度なので、メジャーな部活に比べると少ないですが、活動は多い方だと思います。


それぞれの部活を選んだ理由は何だったんですか?

H.Sさん(以下H):中学・高校では硬式野球部に所属していましたが、今のキャンパスは軟式と準硬式のみなので、準硬式野球部に入りました。軟式はメンバーが医学部中心ではないため、活動時間が医学部の授業と被ってしまっていたんです。
F:板橋キャンパスは部活数があまり多くないので、今までやったことのないスポーツを始めようと思ったときに、苦手な球技を除くと、武道系と室内競技が残ったんです。見学に行ったときに実際に竹刀を握らせてもらったり、部活勧誘で医学部の先輩と話したりして徐々に気持ちが固まっていきましたね。ちなみに大学までは剣道の経験はありませんでしたが、かっこいいイメージがあったので選びました。
H:大学から未経験の部活を始める人は多いですよね。野球も、僕みたいに高校までやっていた人は稀で、小学生で少しやっていた人や、中学生までやっていた人はいるものの、大抵は初心者です。
F:集団競技って、初めてでも入りづらくないの?
H:帝京大学はサッカー部が強くて経験者が多いので、そこだけは入りづらさはあるかもし
れないですね。その他の競技は初心者も多いと思います。ラグビーやアメフトは大学が初めての人が圧倒的に多いですしね。
F:僕のときはテニス部が一番多かったなぁ。
H:僕たちもそうですよ。軟テ(軟式テニス)部が多いです。硬式テニスは経験者が多いイメージですね。

部内にはマネージャーさんもいるんですか?

H:硬式野球部は医学部のプレイヤーが7人で、看護学部・薬学部のマネージャーが14人と圧倒的に多いです(笑)。大学全体的に見ても薬学部は生徒数が多いので、自然とどの部活も薬学部の割合が高くなりますすね。
F:剣道部は選手がマネージャーも兼任しています。この辺りは部活によってかなり違うみたいですね。
H:マネージャーとプレイヤー同士の恋愛とかも、数は少ないですが、あるという話は先輩から聞きました。
F:大体は同じコミュニティの中での恋愛が多いですね。他学部の人と付き合っている人も、部活がきっかけだと思います。

お昼は学食で食べることが多いですか?

F:お昼は基本的に学食ですね。ゴデレッチョという名前の食堂で、430円の「ゴデ唐ランチ」という唐揚げランチが人気です。ソースが日替わりで、野菜とご飯と味噌汁に選べる小鉢がつきます。大体みんな、小鉢の代わりにヤクルトを取ったりしていますね。
H:授業が伸びたりして少し遅れて食堂に行くと、行列がすごいですよね。大学の職員や他学部も並びますし、大学病院側の食堂がなくなったらしく、患者さんやお見舞いの方も来られるので、そういうときはコンビニ、学食のお弁当を出してるお店や、病院側にあるドトールに行ったりします。
F:外食は学生にとっては割高ですけどね。
H:サンドウィッチだけで、飲み物は頼めないですね。最初はよく「飲み物もお付けしますか?」って聞かれてたんですけど、最近は聞かれなくなりました。
F:覚えられたね(笑)。


では大学の外にも食べに行く場所は多いんですね。

H:ラーメンとかつけ麺が多いですね。近くの定食屋も人気です。
F:逆に、それ以外で大学の外に出ることはあまりないですね。お昼の場合はその後に授業が入ったりするので、早く終わる日や試験期間中は、帰りに外でご飯を食べて息抜きしています。僕と僕の周りは「慶次郎」が好きですね。かなりガッツリ系だしニンニク臭くなりますが、試験勉強の間に食べに行ったりしています。
H:僕は「てんげん」というつけ麺屋が好きです。
F:他にもケンタッキーやサブウェイ、パスタのお店もあったりして選択肢は多いので、飽きることはないですね。

周りに変わったキャラの同級生はいますか?

F:長期休暇中に、何回日本1周できるんだろうっていうくらい電車で日本中を旅してる人がいます。電車が好きで、いわゆる「乗り鉄」なんでしょうね。あと、筋トレマニアでハマったら何事もとことん極める人もいます。
H:独特なキャラの人は僕の周りにもいますが、それに比べたら1年生はまだ弱いですね。まだ潜んでいる状態なだけかもしれませんが(笑)。授業で来られた先生に「1年生は静かだね」と言われるくらい、誰もしゃべらないです。


HさんからFさんに聞きたいことはありますか?

H:一般教養が終わってから2年生までずっと医学系の内容が継続していると思いますが、これって4年生まで続くんでしょうか?
F:4年生のことは分からないけど、2年生のシラバスでは基礎教養が入る余地はないかな。かろうじて医学英語は基礎教養に近い部類ではあるけど、どちらかというと基礎教養ではなく、これからの臨床に向けての意識付けをしていく感じ。
H:そうなんですね。毎日習うことが増えていきますが、知識の維持ってどうしてますか?
F:グループで勉強しているうちに気が付いたけど、とにかく試行回数を増やしていくしかないかなぁ。一気に詰め込んでも持たなくなるから、テキストの大事な部分について友達と会話することで、後からその会話を思い出せるような記憶にするとか。とにかく、普段から触れることが大事なんじゃないかな。友達と話せば、誰かが「そういえば先生がここ大事だって言ってたよ」って教えてくれたりして重要度も分かってくるから、周りと知識の繋がりを作るのがいいと思う。
H:ありがとうございます。毎日解剖学で新しい知識が入ってくるので、整理しないといけないなと思っていて。骨の部分を覚えたつもりだったのに、筋肉と繋がってる箇所で急に知らない結節が出てきたり、筋肉なのに骨の部位が出てきたり…まだまだ予想外のことが多い毎日です。
F:覚えてないと不安になるよね。そういう実体験を友達と共有するのはかなり効果的だと思うよ。

では最後に、これからの進路について教えてください。

F:高校3年生のとき、母ががんの診断を受けたのですが、そのときの執刀医の先生に与えられた安心感は忘れることができません。その体験から、僕も患者さんと家族に安心感を与えることのできる人間になりたいと考えています。専門については、まだ具体的には決めていません。4年生からは病院実習が増えるので、その中で自分に合うものが見つかれば、それを詳しくやっていきたいです。今は病理学に興味がありますが、これも今後また変わっていくと思います。病理学では患者さんや家族と接する機会があまりなさそうな気もしますが、病気の研究も楽しそうですし、微生物学のように1つのことを突き詰めるのも面白そうなので、そういう方面もありかなと思っています。これから勉強をしながら、決めていきたいですね。
H:高校生で医学部を目指し始めたときから手術への憧れがあり、外科医になろうと決めていました。まだ他の専門を見ていないので、その気持ちは変わっていない状態です。進路については、初期臨床研修が終わったら基礎外科で手術回数を増やして、そこから更に細かく分岐するところで希望の進路に行ければとは思っていますが、高齢化が進む時代のニーズ的には総合的な外科の方が多くなってしまうので、迷いどころですね。例えば脳外科専門の医師の人口は少ないですし絶対必要な科ではありますが、それだけに特化すると働ける場所が減って普通の病院で働けなくなりますし、大学病院の入り口も狭くなると思います。個人病院では整形外科じゃない限り難しいですから、そうなると大きい病院に属するには総合外科しかないかなと考えています。


Share