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ラウンジは知識交換の場?グループ学習で得られる多くのメリット

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帝京大学 2年生 F.Sさん
帝京大学 1年生 H.Sさん

今回の「医大ライフ」は、F.SさんとH.Sさんの対談企画をお届けします。どの大学も、毎年少しずつカリキュラムやテストの形式などの変更が行われることが多いですが、2人の通う帝京大学も例外ではないようです。現在2年生のF.Sさん、1年生のH.Sさんでは、どのような変更があったのでしょうか? 2人の大学での過ごし方や勉強方法などを交えながらご紹介します。

大学によっては生徒をきっちりと管理している大学と、どちらかと言えば放任主義の大学があると思うのですが、帝京大学はどちらですか?

H.Sさん(以下H):管理寄りの大学じゃないでしょうか?LMSというパソコンを使った学習システムを使って各授業の予習・復習テストをするように定められているんですが、予習テストはその日の授業がある朝9時までに、復習テストはその科目の定期試験までの自由な時間に終わらせないといけません。と言っても、先輩たちはあまりやっていないようですが…2年生ではどうですか?
F.Sさん(以下F):授業科目が増えてくると、みんなLMSにあまり時間を割かなくなってくるから、2年生以上はあんまりやっていないのかも。過去問とLMSを照らし合わせても、LMSに出ていた問題が実際の試験に出るかどうかは先生の裁量によって違うし、そのまま出るときもあるんですよね。実際に問題をまとめてみて、過去問と先生の話を照らし合わせるのが一番効率的だと思う。


LMSをやっているかどうかは成績に影響するんですか?

F:先生は、LMSは成績に関係するし加味する、これさえやっていれば試験には毎回受かる、とは言っているんですが、実際に関係するかは分かりません。
H:単位がギリギリのときに関わると聞いたことがあります。最後の救済措置に使われるのだとか。どの程度それに使われているかは僕も分からないですが…。
F:科目によっては、LMSをやっていないと成績にマイナスが入ると明言している先生もいますね。

※今年の2019年10月以降、開講の授業は予習復習テストが成績に加味されると正式に学内でアナウンスされました。

テストはどの頻度で行われますか?

H:1年生は大きく分けて4回です。夏前に1回、9月中旬に解剖学のテストが1回、それが終わると解剖学・組織学の実習に入ります。その後は12月と1月後半です。
F:2年生は、GW明けと6月初旬、1年生と同時期の9月終わりから10月初旬、あとは1月初旬です。1年生とは違い、夏前のテストがないので気兼ねなく夏休みに入れます(笑)。その代わりというわけではないですが、1月の試験の後の2月中旬に、生徒から恐れられている「総合試験」という試験があります。1・2年生の基礎教養や実習を除いた全科目の復習を含む試験で、とにかく試験範囲が広いんです。おまけに再試験がないので、落ちたら終わりという厳しさで…。
H:定期試験が終わった後の解説でも「総合試験で出るから、2年になったらまたやらないといけないよ」と先生から言われていたんですけど、そんなシステムだったんですね。

なかなか厳しそうですね。留年してしまう生徒さんもいるのでは?

F:留年者が毎年10人前後いるらしいので、先生からのプレッシャーも強くなるんだと思います。学生課などでも、「ちゃんとこの授業に出ないと留年するよ」とはっきり言われますね。
H:進級は緩くなったけど、5年生で壁を作っていると担任の先生に聞きました。
F:それは僕も聞いたことがあるね。留年させ過ぎた年があったみたいで、そこからは少し緩くなったようです。それを5年生から6年生の進級に適用すると国家試験にも響いてくるので、壁を設けているんだと思います。


1年生・2年生ではどのようなことを勉強するんですか?

H:基本は4限で水曜が2限で、解剖学がメインの毎日です。今は骨と筋肉の名前や場所を学んでいます。一般教養のときはまだ余裕があったのですが、解剖学で毎日新しい知識が増えて行くので、毎日予習をやって授業を受けて、時間があれば復習をしています。
F:骨と筋肉の次は血管とか循環器系だよね。その後、神経とか消化器系に繋がっていったような気が。解剖学自体は1つの科目ですが、5種類くらいに分けられる科目だからとにかく知識量が多いんです。
H:今の勉強が終わったら、これを踏まえて実習に進む感じですね。
F:今までは基礎臨床(免疫)、(循環器)、(呼吸)というように基礎が主でしたが、2年生では解剖学で習った基礎の内容を更に深めていきます。それ以外では、微生物や法医学、あとは医療用英語も増えるので、英文を読んだりします。

グループで勉強する機会は多いんですか?

F:個人で勉強している人もいますが、2年生はグループで勉強する人が多いですね。みんな学生ラウンジに集まって勉強します。僕も、1年生の後期に「この成績じゃやばいかも」と思って友達に相談したときにグループの存在を知り、仲間に入れてもらいました。グループでの勉強では、まとめノートなど得るものが多いですし、分からないところも聞きやすいです。ただ話しているだけでも「ここって○○だったよね」と知識確認ができるので、メリットが多いですね。友達と集まるので息抜きにもなります。
H:僕の場合は、道連れ的に「ここまでやろう」と合わせてやっていますね。間で一緒にご飯を食べに行ったりしています。グループの誰も分からない部分があれば、他の仲の良いグループに聞くこともあります。
F:他のグループに聞くことも大事だよね。それぞれのテーブルを行き来したりして。

ラウンジってどれくらいの広さなんですか?

F:テーブルが何十個かあって、1人用のカウンター席もあります。他の学年や学部も利用できるので、結構な広さがありますね。
H:150人くらい入れるんじゃないでしょうか?


他学部と交流する機会もあるんですか?

H:後期の10月辺りにある「ヒューマンコミュニケーション」という授業では他学部の生徒と話す機会がありますね。薬学部は2倍くらい多いので2人ですが、その他の全学部から1人ずつ集まって1つのグループを作ります。
F:逆に、部活に入っていないとそれ以外ではあまり関わりがないので、ヒューマンコミュニケーションはきっかけとしてかなり大きいです。
H:1年生は前期と後期を合わせて選択授業がありますが、医学部は大抵前期のうちに単位を取るので、後期は選択授業を取らないんです。ヒューマンコミュニケーションは1年生の全学部共通の選択授業なので、教室に行けば他の学部の人がいるという貴重な環境ですね。
F:他の学部とグループを組む授業と言えば、あとはチーム医療とか、「世界に羽ばたく医療人」かな?

それは授業名なんですか?

H:僕たちの大学だけかは分からないですが、変わった名前の授業が多いんです(笑)確か有機化学もすごい名前だった気が…。
F:「アカデミックイングリッシュ」っていう名前ですが、中身は至って普通の英語の授業もありましたね。

勉強に集中しやすい環境が整っているようですね。

H:そうですね、友達と刺激をしあい、助け合いながら勉強ができています。
F:同じ医師という道を目指す人たちに囲まれた環境は、刺激が多いですね。いい感じでリラックスしながら、勉強に取り組める大学だと思います!


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