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受験中でも20時台の番組は見逃せない!?――息抜きを大切にする勉強法

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大阪市立大学医学部1年生 T.Kさん
1浪でAO入試合格

どうして、自分は医学部を目指すのか。受験生活の不安とどのように向き合うのか。見事、合格を勝ち取った現役医大生に、医学部への思いや不安との向き合い方を聞き、合格までの軌跡を辿る連載シリーズ「合格ストーリー」。今回お話を伺ったのは、1浪の末に大阪市立大学の医学部に合格されたT.Kさんです。浪人時代、毎日予備校を19時に出て、家に帰って毎日テレビを見ていたTさん。そんな一見「ゆるい」受験生活を送っていたTさんは、実はセンター9割超えの猛者だったんです。必勝の勉強法から息抜きについて幅広くお聞きしました!

医者を目指したきっかけを教えてください。

高校1年生の時に、文理選択をするタイミングがありました。その時に、文系と理系以外に医系コースというのを選べて、そのコースの説明会に参加したんです。そこで説明された人体の構造や生命のシステムの話に興味を持ったのがきっかけでした。そこから医学部への進学を考えるようになりましたね。

受験勉強を本格的に始めたのはいつでしたか?

中学から始めたバスケットボールを高校の部活でもやっていて、それがけっこう忙しかったんです。部活を引退した高校3年生の夏休みが本格的に勉強を始めたタイミングでした。

当時の成績はどのくらいでしたか?

僕が通っていた高校は大阪でも有名な進学校だったんですけど、一学年に360人いました。その中で順位は常に100番以内には入っていたので、成績自体は悪くはなかったと思います。

部活をやりながらも塾には通っていました。SUR(シュール)という予備校で、英語と数学を取っていました。学校が終わって、自習室をメインに利用していましたね。

現役の受験はどこを受けたんですか?

今通っている大阪市立大学を現役時も受けました。直前の模試でC判定は取れていたので、「もしかしたらいけるかな」とは思っていたんですけど、結果はダメでした。当日の手応えもなかったし、勉強し始めるのが遅かったという自覚もあったので、あまりガッカリはしませんでしたね。

それで浪人されたということですね。浪人の予備校はどこに行きましたか?

駿台予備校に通いました。僕の高校は浪人が多く、そのほとんどが駿台に行くんです。自分の中でも現役時に「落ちたら駿台に行くんだろうな」と思っていたくらい、僕にとっては当たり前の選択肢でした。

浪人では1年通じて順調に勉強は勧められましたか?

基本は順調だったんですけど、2回だけスランプはありました。まず1回目は5月でしたね。浪人が始まった4月1日から毎日勉強してきたんですけど、ふと予備校からの帰り道に「この生活があと8ヶ月も続くのか…」と考えてしまい、かなり精神が萎えてしまいました。早すぎますよね(笑)。

2回目は夏休みの終わり頃ですね。受験は夏が勝負とよく言われていましたし、僕もかなり気合を入れて勉強していました。最後には疲れ切っちゃって、勉強をする気を失ってしまいました。

それぞれどうやって立ち直ったんですか?

やっぱり息抜きですかね。1日勉強をやめて、友人と遊びに行ったり、ごはんを食べに行ったりしました。ありきたりな方法かもしれませんが、1日ゆっくりすると「明日から勉強頑張ろう」という気持ちになれたんです。

夏のスランプはそれだけじゃ回復できなかったので、第一志望の大阪市立大学のキャンパスまで足を運んで、「来年はここにいるんだぞ!」と自分を奮い立たせました。

Tさんが活用していた参考書

立ち直れて良かったです。当時の苦手科目は何でしたか?

国語が苦手でした。センター試験でしか使わない国語でしたが、現役の時かなり足を引っ張っていたので、なんとかしなくてはいけないと思い重点的に勉強をしました。具体的には過去問ですかね。センター試験15年分の過去問の本を買って、毎週1年分ずつ解いていました。予備校の先生から「過去問を研究しろ」と言われていたので、ただ解くだけではなく、問題の傾向を分析するように意識していましたね。また選択肢の絞り方なども研究し、自分なりの方法を確立しました。

このおかげで問題の正答率はもちろん、解くスピードも上がりました。現役の時は6割いかなかった国語が、本番では9割近く取れたんです。センター全体でも、現役の時から760点から大幅に点数が伸び、840点取ることができました。


9割超えはすごいです!2次試験はどうだったんですか?

結果的にAO入試で合格したので、2次試験を受けていないんです。ちょうど僕の浪人の受験の年に大阪市立大学の医学部がAO入試を始めたんです。それを知ったのが夏でした。AO入試で合格するには、高校3年間の評定と、センター試験と、志望動機などの提出書類、あとは当日の口頭試問をパスする必要がありました。評定がギリギリ足りていることがわかったので、出願自体はセンター試験の後だったんですけど、ずっと意識はしていましたね。チャンスは多いほうがいいと思っていたので。

そうだったんですね。AO入試の対策は何をしましたか?

僕の年が最初の年だったので、いまいちどういう対策をしたらいいかわからなかったというのが正直なところです。他の大学のAO入試で聞かれた質問を集め、自分なりの回答を作りノートにまとめたくらいですかね。AO入試も「受かればラッキー」程度の期待値しか持っていなかったので、2次試験の対策をメインにやっていました。

合格が決まった瞬間は覚えていますか?

もちろん覚えています!いつものように2次試験の勉強をしに予備校に行っていました。発表が13時にネット上で行われる予定だったんです。予備校の昼休みの時間にごはんを食べながら見ようと思っていたんですけど、授業が終わった12時40分にふとスマホを見ると親からのLINEがあって、見てみると「合格おめでとう!」と書かれていました。事情を聞くと、ネットでの発表の前に自宅に合格通知書が届いていたらしいんです(笑)。想定外のタイミングで自分の合格を知って戸惑ったんですが、ずっと行きたかった大学だったのでとても嬉しかったです。

よかったですね。浪人時代の1日のスケジュールはどのようなものでしたか?

毎朝予備校が開く8時半には勉強を開始していました。予備校は21時に閉まって、他の受験生はけっこうその時間まで残っていたんですが、僕は必ず19時には帰るようにしていました。

けっこう早い時間なんですね…。家で勉強するためですか?

違います。20時台に放送されているテレビ番組って面白いものが多いんですよね(笑)。毎日それを見に家に帰っていました。テレビを見終わって、余力がある時だけ21時から勉強していました。でもしていない日のほうが多いんじゃないですかね。疲れた日は無理しないことを決めていました。こういうゆるいスタンスで過ごしていたので、浪人の1年間は結局そこまでしんどくなかった気がしますね。

それでも合格を掴み取っているのがすごいです。最後に受験生へのメッセージをお願いします。

あまり無理しなくていいと思います。肩の力を抜いて、気楽に受験勉強を頑張ってほしいです。

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